好感度がアップする話し方>出来ませんとは言いたくない時

仕事を任されたのはありがたいけれど、どうも一人ではできそうに
ない。先輩にアドバイスをしてもらいたいのだけど、どうすれば
良いのでしょうか。
人にものを頼むというのは結構難しいものです。拒絶されるのが
こわいのです。そこで、それをうまくやるコツは、相手の自尊心
をくすぐること、「先輩だからこそ頼む」と言ってみることです。

難しい仕事を頼まれて、「できません」というのでは、あなたの
能力に「？」がつけられてしまって、これから先を考えるとよく
ありません。ここは一つ先輩にお手伝いをお願いしましょう。
この場合に、すべてを頼って「どうしたらいいでしょうか？」
というのはＮＧです。鉄則は、「依頼は絞り込んで」「具体的に
」ということです。
「どうしたらいいでしょうか？」ではなくて、たとえば、「資料
作成に使うグラフの、エクセルの取り込み方を教えてください」
「得意先の担当者の事がわからないので、詳しく性格などを教え
て下さい」というように、何を知りたいのか、教えてもらいたい
のかを具体的に聞くことです。そして何よりも、頼まれた側の
自尊心を考えて、心を動かす言い方を考えてみてください。

「先輩だからこそ、尋ねました」「先輩なら絶対にわかると思っ
て」というような一言を加えて、お願いしてみることです。
自尊心は誰にでもありますから、「○○さんならできると思って
」「あなただからこそ」というように、人に何かを依頼するとき
なら、いつでも使えると思ってください。相手の「自己重要感」
を満たすことが、相手を動かすコツです。