好感度がアップする話し方>否定しないこと
あなたが上司に「ノー」と言われてムカッとくるように、「すぐ
に相手を否定する」フレーズは、これから口にしてはいけない
NGフレーズの一つです。
私が何か意見を言った後に「ていうか、それはですね」とか「でも
」「しかしですね」などと言われると、ムカッとするときがありま
す。つまり人間は、自分の言ったことを否定されると、誰でもイヤ
な気分になるものです。
相手をイヤな気分にさせている優秀な営業マンはいません。
「違います」「反対です」「おかしいと思います」という言葉は、
たとえそう思ったとしても、そのまま口に出してはだめです。
「そんなことはありません」というのも、よく営業の人が言って
しまいがちなNGフレーズです。「この商品、ちょっと高くない?」
「そんなことありません」「お宅、納期が遅いよ」「いいえ、そん
なことはありません」と言ってしまうのは、相手の気分を害して
しまい、口論を仕掛けるのにも似ています。
あなたが「そんなことありません」言ったら相手はどうするでしょ
う。相手はそれを「論破」しようと、反論してくるでしょう。
これは普通のコミュニケーションでも同じで、あからさまに
否定していったら、コミュニケーションはよくなるでしょうか?
もちろん、どんどん悪くなってしまいます。プライベートなら
まだしも、会社内の会議や伝達等で、このように否定ばかりして
いたらどうなるでしょうか?
「○○さんのおっしゃることは、その通りだと思います」「さす
が、鋭いところをついておられますね」とはじめに一言いえばい
いのです。何も「違います」などということは、言う必要が
ないのです。その上で、こちらの主張をしていけば、ケンカにも
ならずにコミュニケーションもうまくいくのです。
まずは相手の言うことを肯定した後に、こちらの主張・意見を
言うと、相手は耳を傾けてくれます。
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